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セナ家、ブルーノ・セナのウィリアムズ入りを喜ぶ アイルトンの両親も歓迎

2012年01月19日(木)14:05 pm

セナ家は、伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナの事故死という悲しい思い出を乗り越え、アイルトンのおいであるブルーノのウィリアムズ入りを歓迎している。

1994年、当時ウィリアムズを駆っていた偉大なF1ドライバー、アイルトン・セナがレース中の事故で他界。ブラジルが悲しみに包まれた。

この悲劇の影響でブルーノ・セナは、家族の反対を受けて熱中していたカートから降りることになった。そしてあれから約20年の歳月が流れた現在、モータースポーツの道を再び歩み始めたブルーノはF1にたどり着き、今季はウィリアムズに加入することが決定。ウィリアムズは今季からルノーエンジンを搭載することから、奇(く)しくも1994年と同じく、ウィリアムズ、ルノーエンジン、セナという組み合わせが復活することになった。

ブルーノの母は、アイルトンの姉であるビビアーニ。アイルトンの死で悲しみに打ちひしがれたビビアーニや、激怒していたアイルトンの両親は、自らの息子や孫であるブルーノが、あのウィリアムズに乗るという知らせをどのように受け止めているのだろうか?

「みんな大喜びしてくれたよ」とブルーノは語り、こう続けている。

「僕はウィリアムズから契約の知らせが入ってきた昨日、母親よりも早く、真っ先に祖父母へ連絡したんだ。そしたら祖母はとても喜んでくれたし、祖父は大笑いしていたよ。みんな一生懸命に働きかけてくれていたから、家族全員が笑顔になっている。僕の場合、まるで家族全体での仕事みたいなものだったし、一致団結して取り組むことができた。そして、みんなが心の底から幸せな気分になっている」

F1デビューを果たしたHRTや、昨年の終盤にレースを走ったロータス・ルノーGP(現ロータス)では高い評価を得られなかったブルーノ。次なる仕事は“セナ”の名が持つ評価を守ることだ。

1994年にアイルトン・セナのチームメートであったデーモン・ヒルは17日(火)、ブルーノがスポンサーによる資金力でシートを得る、いわゆるペイドライバーであるという屈辱的な世論をひっくり返すこともセナの課題だと語った。

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