F1で最高の権力を持つバーニー・エクレストンが17日(火)、バレンシア州のアルベルト・ファブラ首相と会談していたことが分かった。
これはスペイン国内で報じられたものだ。現在スペインで行われているF1グランプリについては、ヨーロッパの金融危機の影響からバルセロナ(スペインGP)とバレンシア(ヨーロッパGP)の隔年開催案が持ち上がっている。
『EFE通信』によると、ファブラ首相は毎年バレンシアの市街地を利用して行われるグランプリの開催費を「値下げする道を探る」ため、エクレストンとロンドンで会談したようだ。
「交渉したいという気持ちがある」とバレンシア州副首相のホセ・シスカルがこの報道を認めており、「われわれは正しい方向へ進んでいる」と話し、今後も「複数回の会談」が予定されていることも明かした。
ヨーロッパGPのプロモーターであるバルモアのファクンド・ガルシア・デ・ラ・クアドラは『Sportspro(スポーツプロ)』のインタビューで、バレンシアが「永久に」F1を開催することを望んでいると語った。
しかし、デ・ラ・クアドラはまた、バレンシアとバルセロナの隔年開催についても言及している。
「ここ数週間で話し合ったことがいくつかある。どうなるかはそのうち分かる。今はそれしか言えない」