メルセデスAMGもフェラーリに続いて、ロータス(旧ロータス・ルノーGP)が開発したという革新的な“ブレーキングによる車高調整システム”を模倣したシステムの導入を検討しているようだ。
ロータスがブレーキ時にクルマの車高を安定させる装置を開発し、それが受動式であるゆえにFIA(国際自動車連盟)から合法であるとの回答を得たというニュースが報道されたが、その直後にフェラーリでも“同様のシステムを開発中”であるということが明らかとなっている。
『BBC』は先週、ロータス以外では、フェラーリがその件についてFIAに接触した唯一のチームだった、と伝えていた。
しかし、『Italiaracing(イタリアレーシング)』のウェブサイトならびに日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』などによると、メルセデスAMGでもただちにそのロータスのアイデアをコピーしようと試みているという。
メルセデスAMGでは、2012年仕様の新車を2月7日(火)からヘレス・サーキットで行われる初めての公式テストには持ち込まず、その後バルセロナで行われる2回目のテスト(2月21日から24日)まで時間をかけて開発するとしている。
また、レッドブルがすでに2010年にロータスのものと似たスタイルのブレーキシステムを実験していたものの、その導入は見送ったとうわさされている。