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フェラーリ、ロータスのブレーキシステムを開発

フェラーリがこのほど、ロータス（旧ロータス・ルノーGP）が新たに開発したとされる革新的なブレーキ時の車高制御システムを模倣したシステムの導入を検討していることが明らかになった。

『BBC』が伝えたところによれば、フェラーリが、すでにFIA（国際自動車連盟）から合法であるとのお墨付きを得たとされるロータスのシステムとよく似たシステムを準備しているという。

『BBC』はその報道の中で、ハンドリングの安定性改善のために設計されたと考えられているロータスの新システムは油圧シリンダーによって操作されるもので、ブレーキをかけた際にフロントサスペンションに作用し、車高をコントロールするものだと伝えている。

『BBC』の記者、アンドリュー・ベンソンはこれについて次のように書いている。

「BBCスポーツとしては、ロータス以外ではフェラーリが唯一FIAに対してこの問題について接触したチームであり、彼らも同様のシステムを採用する計画を有していると考えている」

しかし、フェラーリのドライバーであるフェルナンド・アロンソは、12日（木）にフェラーリ主催のメディア向けイベント会場で次のようにコメントし、そのシステムがフェラーリにとって2012年シーズンの成否を決定づけるようなものとはならないだろうという見方を示している。

「他のチームのクルマと比べてそれほど大きな違いがあるとは思わない。レギュレーション（規則）はとても明確だからね。でも、間違いなくいくつかの改革や良い技術的アイデアが盛り込まれることにはなるだろう」