2011年シーズン開幕前、ラリー参戦中に事故に遭い、大けがを負ってF1欠場を続けているロバート・クビサ。事故時に負傷し回復しつつあった脚を再び骨折したことが判明し、復帰時期がまたも不透明となってきた。
BMWザウバー(現ザウバー)やルノーのドライバーを歴任、2011年シーズンは欠場してレース復帰に向けリハビリを続けているクビサが、凍結した地面で滑って転び、脚を骨折したと『Ansa(アンサ)』通信が報じている。
クビサはイタリア国内の病院に運ばれ、そこでレントゲンを撮った結果、ラリーでのクラッシュ時に骨折した右足を再び骨折したことが判明した。
F1の公式サイトによると、クビサのマネジャーからコメントは発表されていない。
しかし、『BBC』局は27歳のクビサは「足首のすぐ上にビスをつける手術」を受けなくてはならないと伝えている。
この報道が出る前に、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリはクビサの2012年にフェラーリへ移籍するといううわさを否定する発言をしていた。
「状況を見守らなければならない。あのような種類のけがは回復に長い時間を要するものだ」
そう話すドメニカリは2012年シーズン終了時にフェリペ・マッサ(フェラーリ)がチームを放出される可能性を認めているが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は「今のところ、(フェラーリがクビサ獲得の)計画はない」としている。