現在スペインではバルセロナで行われるスペインGPとバレンシアの市街地サーキットで行われるヨーロッパGPの2戦が行われているが、バルセロナとの交互開催をバレンシア側が拒否していたことがわかった。
F1最高権威者のバーニー・エクレストンは2011年に、スペインでのレースは将来的に年1回の開催機会を、2つのサーキットが分け合うことになるだろうとの見通しを示していた。
しかし、今週判明したところによると、ヨーロッパの経済危機の影響によりバレンシアの市街地サーキットとバルセロナのカタルーニャ・サーキットが共に行政側の支援を失い、F1カレンダーからこぼれ落ちる可能性が出てきているという。
10日(火)には、『Marca(マルカ)』紙が、バルセロナとバレンシアが年間1戦の開催機会を分け合う案が2011年4月に浮上していたというカタルーニャ政府のフランチェスコ・オムスの言葉を伝えている。
オムスによると、この案はバレンシア側に拒否されたという。
しかし、オムスは今年のスペインGPはバルセロナで開催されると明言しており、4月中旬に予定通り開催されるものと思われる。