ブラジル人ドライバーのブルーノ・セナが、ウィリアムズのシートを獲得するのではないかとの最近のうわさを自ら否定している。
叔父であるアイルトン・セナが1994年に事故死した際に所属していたチームとしても知られる名門のウィリアムズだが、2011年限りで長年のタイトルスポンサーだったAT&Tと決別し、資金的に苦境に立たれているとみられている。
そんな中、最近になって、ブルーノ・セナの個人スポンサーとして知られるブラジルの通信事業会社『エンブラテル』が新たにウィリアムズのタイトルスポンサーとなり、それによりセナがウィリアムズのシートを獲得するのではないかとのうわさが流れていた。
しかし、セナ自身が自らのフェイスブックに次のように記し、このうわさを否定している。
「いくつかのうわさがあるようだけど、僕の状況は以前と変わっていない。別の言い方をすれば、僕はまだどのチームとも契約には至っていない。だからまだF1での居場所を獲得するために闘っているところだ」
2010年に現HRTからF1にデビューしたセナだが、2011年はロータス・ルノーGP(現ロータス)に移籍し、控えドライバーとしてシーズンをスタートさせた。しかし、ニック・ハイドフェルドに代わって第12戦のベルギーGP以降8レースに出走していた。
セナは、これまでF1で通算26レースに出走し、通算獲得ポイントは2011年のイタリアGPで獲得した2ポイントのみにとどまっている。