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「バトンは強いチームを作り上げた」とルイス・ハミルトン

2012年01月07日(土)13:03 pm

ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、2011年シーズンに最終的にランキング2位となる活躍をみせたが、その成功の鍵となったのは、マクラーレンの技術メンバーたちと上手く関係を築き上げたことだった。

そう話すのは、バトンのチームメートのルイス・ハミルトンだ。自らがマクラーレンのナンバー1ドライバーだと自他ともに認めていたハミルトンだが、2011年シーズンは思わぬバトンの活躍により、その座を奪われてしまっている。

2010年にマクラーレン加入が発表された際には、わざわざハミルトンのいる「ライオンの巣」へ足を踏み入れることはないと評されたバトン。しかし、2011年シーズンはチャンピオンシップを制覇したレッドブルのセバスチャン・ベッテルに次ぐ選手権2位となり、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロに“素晴らしい”と言わしめる活躍を見せた。

一方、ハミルトンにとって2011年はサーキットの内外で荒れたシーズンとなり、最終的にバトンに43ポイント離され、ランキングも5位に終わっている。

ロンドンの『Telegraph(テレグラフ)』が、ハミルトンが今週『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に語った次の言葉を引用している。

「ジェンソンはとても速いし、彼は自分の回りに強力な技術メンバーチームを集めていた。いつだって僕は彼の前に出ていたいと思っているし、もし(思っている)逆の結果になれば、ハッピーじゃないよ」

「でも、心理的な問題なんて全然ない。彼と2012年シーズンを戦うのが楽しみだよ。ただ、それはマクラーレン次第だけどね」

メルセデスエンジンを搭載するマクラーレンにとって2011年シーズンは必ずしも理想的なスタートを切ることができなかった。非常に複雑な排気システムの導入を試みようとしていたものの、開幕戦直前にそれをあきらめるしかなかったからだ。

ハミルトンは、2012年シーズンにおいてもレッドブルのクルマが再びレースをリードしていくだろうと考えている。

「彼らを打ち負かせるかどうかは僕たちにかかっているだろう。でも、ここまでのところ、新しいマクラーレンのクルマは去年よりもかなり良くなっているように見えるよ」

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