ニコ・ロズベルグ、メルセデスAMGでF1初勝利を目指す
ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）は、F1未勝利という経歴に終止符を打つためのカギがメルセデスAMGであると確信している。
過去6年にわたってF1にフル参戦し、経験を積んできたロズベルグだが、ここまで100レース以上に連続出走しながら未勝利。このことについて、ロズベルグは『Bild（ビルト）』へ次のように語った。
「間違ったときに間違った場所にいたとしたら、それに対してどうすることもできないよ」
ロズベルグは、F1デビュー以来最初の4年間をウィリアムズとともに歩んできた。上記のコメントはこの期間に対してのもののようだ。しかしロズベルグは現在、今後の躍進が期待されるメルセデスAMGに所属しており、正しいチームにいると確信している。
イギリスのブラックリーに本拠を構えるメルセデスAMGは、2月7日（火）にヘレスで始まる1回目のシーズン前テストで今季マシンを走らせないことを決定し2月21日（火）からバルセロナで実施される2回目のテストで今季マシンの初テストを行うと発表した。しかしロズベルグは、新車の投入が他チームより遅れることに不安はないと次のように続けている。
「2012年に向けてはいい感触をつかんでいるよ。チームスタッフは勝利に向けてファクトリーで懸命に作業をしている。僕たちにはたくさんのいいアイデアがあるんだ」
さらに、『Kolner Express（ケルナー・エクスプレス）』から、新年の抱負について尋ねられたロズベルグは次のように答えた。
「忍耐強くならなくてはね。F1というスポーツはとてもユニークなものだから、それでイラついたりはしないよ。（F1では）自分が使うことのできる道具（クルマ）に依存する部分がとても大きいんだ。つまり、大多数のドライバーは勝てないけど、自分が最高のドライバーだと考えている者もいる。それはときとして正しくないんだけどね」
「でも、僕は今自分がいる場所に満足しているし、メルセデスを勝利へ、そしてタイトル獲得へ導いていきたいと思っているよ」
