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元F1王者である父の影から脱したとニコ・ロズベルグ

2012年01月05日(木)8:11 am

ニコ・ロズベルグの父親であるケケ・ロズベルグは、かつて1982年にF1チャンピオンとなった有名なドライバーである。ニコはF1デビュー当時、“ケケ・ロズベルグの息子”という呼ばれ方をすることが多かったが、今ではその父の影から脱し、自分自身を確立したと主張している。

ニコがまだ10代のころ、F1への昇格に向けてF1直下のカテゴリーGP2でチャンピオンとなった6年前には、ニコのキャリアはかつて“フライング・フィン”と称された父、ケケによって導かれていた。ケケはかつて98年から2年連続でF1チャンピオンとなったミカ・ハッキネンのマネジメントを務めていたことでも知られている。

ニコはその父について、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』へ次のように語った。

「父のアドバイスは、すべてが僕にとって大切なものだった。でも今では全く口出しをしないよ」

ニコはメルセデスAMGとの間で新たに複数年の契約を結んだことが明らかとなっているが、このことについても次のように続けた。

「メルセデスとのすべての交渉も自分自身でおこなったよ。それは僕にとってかなりの挑戦だったけれど、父に手伝ってもらったのは最終段階での書類作成やそれに関することくらいだった」

一方でニコは、父親ケケと、現在のチームメートであるミハエル・シューマッハとの間には何も問題はないと主張している。

2006年のモナコGP予選において、シューマッハが最終コーナー手前のラスカスで意図的にクルマを停止させて後続のドライバーの走行を妨害したとされる事件、いわゆる“ラスカス・スキャンダル”の際、ケケがシューマッハを公然と激しく非難した。その後、シューマッハとケケとの間で激しい非難の応酬が行われたという経緯があった。

ニコはこの件について次のように述べている。

「彼らはすでに矛(ほこ)を収めているよ。僕はずっとそれについて中立の立場だったけどね。でも、父があれ以来インタビューに応じなくなったのは、それが理由のひとつじゃないかな」

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