ルーベンス・バリチェロが、今年もウィリアムズに残留する可能性が出てきた。複数のメディアが報じている。
過去19年にわたってF1で戦ってきたバリチェロだが、2012年シーズンにはウィリアムズのシートを失う可能性が高いと考えられていた。ウィリアムズはすでにパストール・マルドナードを2012年にも起用することを明らかにしているが、そのチームメートはまだ発表されておらず、エイドリアン・スーティル(元フォース・インディア)がその有力な候補者であるとみられていた。
しかし、『Gulf Today(ガルフ・トゥデイ)』紙が伝えたところによれば、バリチェロに近い関係者がイギリスで次のように語ったという。
「(バリチェロは)また候補に返り咲いたよ。2012年もウィリアムズで走るチャンスが十分にある」
F1史上最多となる300戦以上の出走記録を持つバリチェロだが、個人スポンサーから500万ドル(約3億8400万円)の資金をウィリアムズへ持ち込む準備を整えたとうわさされていた。その額は、ドイツの世界的家電メーカーであるメディオンの支援を受けるスーティルが持ち込める金額とほぼ同じだとみられている。
また、『Telegraph(テレグラフ)』のトム・キャリー記者も次のように書いた。
「ルーベンス・バリチェロは、11月に行われたブラジルGPの時点では候補から脱落していたものの、再びシート獲得争いに戻ってきたと伝えられている」